化学量論量以下のマンガン酸化物
化学量論量以下のマンガン酸化物
を使った酸化反応の論文がちょっとした注目を浴びているようです。昨年私たちが発表した市販の活性化二酸化マンガンを化学量論量以下使ってアルコールを酸化する方法が(Tetrahedron, 2013, 69, 5968)、発表から約1年で1000回以上も閲覧もしくはダウンロードされたようです。また、コバルトをドープしたマンガン酸化物を化学量論量以下使ってアルコールを酸化する方法も(RSC adv. 2013, 3, 468)、比較的注目されているそうです。重金属酸化物の使用量をできるだけ押さえて有機合成する「グリーン」な手法が広く注目を集めている社会のトレンドのせいなのかもしれません。
16 April 2014