中間テスト解答4

 

g)の転位はFavorskii転位といいます。塩基によるラクトンの加水分解と、それに引き続く分子内SN2反応によって環縮小が起こります。これは簡単だったかも。h)も塩基によるエステルの加水分解から生じたアルコキシドが、隣接する4員環を開裂して、脱離反応を経由して生成物を与えます。4員環はひずみがかかっているので開裂しやすいのがこの反応のポイントです。


以上、最近の論文に載っていた反応から問題を出しました。いきなり見たときにできなくても、自分の持てる知識と論理で考えることが大事です。一見難しそうではありますが、よく見てみるとすべての反応は今まで勉強した反応しかありませんから、基礎を身につけるのはとても大事ですね。今後もしっかりと勉強していってください。今回できなくても、しょげる必要はありません。毎日勉強しておればいずれできるようになりますから。そしてこの方法の勉強が最も有機化学の実力を身につけやすい方法といわれています。

Friday, 30 November 2012